D歌劇「ナブッコ」序曲
作曲:ジュゼッペ・ヴェルディ(Giuseppe Verdi)
編曲:ルシアン・カイエ(Lucien Cailliet)
歌劇「ナブッコ」は全4幕から成るオペラで、ヴェルディの作曲したオペラの中では最初の成功作と言われています。旧約聖書に登場する物語をベースに作られたストーリーで「序曲」では劇中に使われる様々なテーマが断片的に登場します。歌劇「ナブッコ」からのこの序曲は、冒頭に3パートのトロンボーンとテューバによるコラール風に静かでゆっくりしたメロディーではじまります。トロンボーン奏者にとっては、緊張「ピリピリ」の作品です。中間部は「ナブッコ」で最も有名な旋律で、イタリアの第二の国歌と言われ親しまれている合唱「行け、我が想いよ、金色の翼に乗って」のメロディーも登場します。
最後はヴェルディらしく盛り上がってフィナーレとなります。